学環の概要
本学環は、学生自身が社会や地域の現場で取り組むプロジェクトを博士課程に持ち込み研究対象として設定し、プロジェクトマネジメントを手法として実践と学術を結び付けながら課題解決に取り組む新しい博士課程です。
社会課題への志向と実務経験を重視し、社会人の方を中心とした幅広いバックグラウンドの方を入学者に想定しており、プロジェクトの実践から得られた知見を「プロセス知」として理論化・体系化することで、社会変革を牽引する高度専門人材を育成します。
本学環で扱うプロジェクトとは…
特定の課題解決に資する独自の価値又は成果を生み出すことを目的として実施される有期的な取組を指します。個人のみで完結するものではなく、企業、自治体、医療機関、地域団体、住民、専門家などの多様なステークホルダーと協働しながら推進される組織的かつ実践的な取組をいいます。
プロセス知とは…
成果そのものではなく、課題解決や変革に至るまでのプロセスに着目し、その成立要因を可視化・体系化した知識のことです。どのような課題に直面し、どのような工夫や協働によって変化を生み出したのかを、産業界や地域社会の現場で培われる実践知と、理論や方法論に裏付けられた学術知との往還を通じて整理し、他の場面でも適用可能な形で理論化した知識を指します。
あらゆる分野の現場の挑戦が、
研究テーマに
文部科学省が法令で定める「研究科等連係課程制度」を活用して、理工学研究科、連合農学研究科、医学系研究科の3研究科の協力により、学際的な指導体制を構築することで、複雑化・複合化する社会課題に対し、複数分野の専門知識を組み合わせ、研究やプロジェクトの幅を広げます。
アドバンストソーシャルマネジメントとは
プロジェクトマネジメントを手法として、産業界等の現場における知見(実践知)と各専門分野の理論や方法(学術知)を結びつけるプロジェクトを実装し、社会課題に対する理論的な解決方法を再活用可能な形(プロセス知)で設計・共有することを「アドバンストソーシャルマネジメント」と定義しています。
PMBOK®の修得×PMP®有資格者による伴走支援
本学環で身につけ、手法として活用するプロジェクトマネジメントは、世界で広く活用される知識体系であるPMBOK®に準拠した、達成すべき目標・成果物・期限を持つ“プロジェクト”を、体系的に計画・実行・管理するための方法論です。
学生一人ひとりに対し、指導教員および国際資格PMP®(Project Management Professional)の資格を有するPMコーディネーターによるプロジェクト支援チームを組織し、プロジェクトと学術研究の伴走支援を行います。プロジェクトの実践を通じた指導により、実務で活かせるプロジェクトマネジメント力を養成します。
また、本学環の必修科目を履修することで、PMP®の受験要件のひとつである『35時間以上のプロジェクトマネジメントの教育の受講』を満たすことができます。